砂の王国、さようならの国
かなりや
らくだに乗って、ゆこう
こぶをなでて
いつくしんで
涙をながして
さようならさ
砂の王国まで、ゆこう
やけどをして
喉もやかれて
涙をながして
さようならさ
いけにえに、中においしいご飯をつめた、らくだの丸焼きを
顔をうずめて犬のように食らいついても
だれにも叱られない
だってここは砂の王国
さようならの国だから
自由詩
砂の王国、さようならの国
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かなりや
2004-12-30 12:54:28