もっぷ

ブラッシングをする
髪の一本一本が深呼吸する
鋏を入れられても黙っている彼らに
たずねてみたい痛くはないのかと

スリーパーをワンピースに替え
点きっぱなしの常夜灯に気がつき消す
コーヒーはインスタント
紅茶ならばティーバッグのもの

パンはこれから届く
待ちながら考えてみる
使わなくなったエスプレッソマシンのことを

炊飯ジャー(生まれて初めて/買ったばかりの)へと興味は移り
次には気に入って長く使っている電気ポットへと
、パンが届いた



自由詩Copyright もっぷ 2013-05-23 09:09:07
notebook Home 戻る