靴
もっぷ
かなしいような夜が明け
せつないような曇り空
これからはじまる一日は
わたしに意気地を呼ぶだろか
たったひとりの夜が明け
たったひとりの曇り空
オーガンジーのカーテンは
きょうもわたしのそと閉ざす
埃かぶって待っている
静かに黙って待っている
一足を思いなみだする
埃かぶってきょうもまた
埃がさらに積もるでしょう
その一足になみだする
自由詩
靴
Copyright
もっぷ
2013-05-23 08:28:09
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