脱皮
朧月

服を捨てた
どんどん捨てた
着ていた頃の自分を捨てた

服に心をひっぱられたけど
ええいと切って
ばっさり捨てた

タンスはからっぽ
骨になったハンガーが
風にゆらりと揺れている

すうすうしているカラダを抱いて
変わりたい
そう思いながら立っている


自由詩 脱皮 Copyright 朧月 2013-05-18 13:14:27
notebook Home 戻る