モンシロチョウの観察
鵜飼千代子




小学校から、
モンシロチョウの観察をするので
イチゴパック2つ
持ってきてくださいと
お手紙が来た



イチゴを頻繁に買う地域なのか
百均で飼育ケースを買った方が安くない?



イチゴ好きだから、
文句ないですけれど



団子虫は触れるあっちゅは
「やだなぁ、触るのかな?」
なんて言っているので、


「畑の青虫、
お母さんハサミで
ちょんぎったよ
触りたくないから
(市民農園借りてます)」
と言ったら、



「どうしてそんなことするの?
青虫だって生き物なんだよ!」
と、女の子らしい反応



「蚊だって、蠅だって
タバコ虫(ダバコシバンムシ)だって
殺すでしょ
逃がしたら、
お野菜丸坊主になっちゃうんだよ」

と、
本当のことを話したのですが



「お友達に話したら、
『可哀想』って言っていた
あっちゅにくれたら、
学校で育てる前に
練習したのに!(しめしめ)」



「先生に話したら、
『先生頑張るけれど、
ひとりきりでは
モンシロチョウの卵
集められないかもしれない
畑のある人は
持って来てもらえますか?』
って言われたから、
あっちゅ、
持って来るって言っちゃった」



ですと



ブロッコリーは植えているけれど、
春先は虫がつくから
キャベツ植えていたかな?

ハサミで青虫切りたくないのよ



この前のデイキャンプの時も
「そのハサミ、
青虫切ったから食材切らないで
(洗ったけど)」
って言ったけれど、

説明しないと、通じなかったし



モンシロチョウの卵、
畑友達に声かけてみようかな?



去年は、代用教員の若い先生
だったのですが、
出来る範囲で色々してくれた

10年後、20年後には
頼もしい先生になるのでしょう



今年の担任はベテランで、
わたしと同世代の感じなので
すべてひとつひとつ
丁寧にやってくれるので
嬉しい



今度は、
6年生のお母さんの
花農家を見学して
お花のおみやげを貰ってくるらしい



「お母さんが会った時に、
知らないとお礼を言えないから
お家で話してください」
と言われたようです



6年生のお母さんと
お話する機会はないし、
学級通信もいただいているのですが、



こうした場合、
こうしなければ
と、
学校で教えてくれるのも
ありがたいと思いました


国語の教科書の音読も、
ちょうど、工場見学した時の
お礼の手紙の書き方だったり
しています



わたしが子供の頃、
手紙の書き方までは
学校で習わなかったな




自由詩 モンシロチョウの観察 Copyright 鵜飼千代子 2013-05-18 03:57:56
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