唯物論と観念論
はなもとあお

唯物論と観念論


1物質と精神


身体が源か精神が源か
身体は物質で
精神がなければ動かない
精神から身体を産み出そうという考えを持つこともできる
理性として欲望を操れたとして
健康で適齢期ならば、精神から身体を作り出すことは可能


付属は身体か心か
欲望は身体の欲求か心の欲求か
原子論として
森羅万象
物質が源という見解ならばわたしはデカルトの
物心二元論に賛成


物心二元論が人間にはあてはまると思う
物質(身体)と精神(心)が両方あって
脳はなくとも
心(欲求)はある
という考え方


2理性と欲望


理性は脳という物質に宿るものか
欲望は身体という物質に宿るものか
宿る部位によって
精神(心)は変わるのか


3精神


精神には理性と欲望があり
そのどちらもが心と呼べるのか
だとして、愛と呼ばれるものは
いまのわたしには少なくとも理性だ
過去においては欲望を愛と勘違いしていたかもしれないけれど


4心


心はひとつではない
身体(物質)には
いくつもの精神が宿る
矛盾とか葛藤とか呼ばれるものに例えられるように


5身体


手が作業を覚えるように
身体という物質にも
いくつもの記憶力がある
心(精神)がそこにあるかは、わからないけど


6精神と物質


心と身体がバラバラなわたしにとって
セックスは無理に等しい
物質として生殖時期は過ぎているし
精神はなかなか身体を動かそうとはしないし


7唯物論と観念論


人間において
少なくとも赤ちゃんは
物質に欲求が宿ったものだ心は
育つ
精神は、物質の成長と関係するのか

育ち
思い出
勉強
記憶


支えとなる観念は
やはりあとからやってくる知識をダウンロードするみたいに
言葉を吸収するように


8生と死


生と死は物質(身体)にも精神にも訪れる
物質には眠りという仮死が必要で
精神にも眠りと同じ作用の休息が必要と思われる
生き続けるにはどちらにも栄養が必要で


9理性と欲望


物質には物質の栄養が
精神には心を支える栄養がそれぞれ必要
食欲は物質のため
言葉や思想は理性のために欲望は物質に宿るのか


10物心二元論


物質と精神は同時に生まれる
物質に宿る精神と
精神を持った物質として
物質と精神は切り離せないでも、死は、別々に訪れる精神は時に言葉という物質を得て生き続ける
新しさは
身体のあるうちにしか
生まれないけれど





自由詩 唯物論と観念論 Copyright はなもとあお 2013-05-14 12:50:50
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