透明四季感 未完章
朝焼彩茜色

覗けば透明な熱い風を纏う 緑の葉葉
ああ 再び二度とない夏を浴びる ああ。

気休めの音楽を耳でしか響かず 閉ざす葉葉 それでも緑色

生きるくたびれ 黄泉の邦を夢見る

小波の琥珀色の鼓動 限りを覆す気持ちを ああ。

再び戻らない夏を浴びる ああ。
戻らない仕組みを腑に落とさず 掬う手のひら 尊い名の世

さよならの過程に 程よく作動する日常に 幼い邦の漲る命
ああ。前を頂くのが前進への想い ああ。

緑の葉葉

何をそんなに示す 尊い名の世に
何をそんなに示す 幼い邦の漲る命に

くすぐる 生きるくたびれ 
四季に成りたい


自由詩 透明四季感 未完章 Copyright 朝焼彩茜色 2013-05-01 11:59:04
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