緩衝が、干渉する感傷の
nm6
どうしても白熱灯でなければいけないのです
冬はあたたかいし
心なしか 黄色く胸がおどり
照らすと天気の記号のように半分になるので
そう こわれものはやわらかな
空気の入ったビニールでつつみます
プチプチつぶすあの
息苦しいやつですが
ひとつはじけて飛びます ことばを照らしては
いつもいつも不思議そうに見ていました
スッキリから遠いギシギシがひずむのを
もうひとつ遠くへと放り投げて 腕組みをして
言い切れなくて なんとも緩んでしまいますが
それは妥協で はじき出すしかないので
空気のような弧を描いて ときに舞っていきます
つながりはいつも曖昧で 矢印がセンチメンタルなので
いつもの点線を「ハセン」と呼んでみました 「ハセン」です
困りました 僕は とりあえずもう一度やわらかなあのビニールでつつむので
あなたは これ見よがしにまばたきをして 大事なものを見落としてください