愛しのツインテール
梅昆布茶
そよ風が四月を渡ってゆく
ぼくの探し物は君に決まっているだろう
公園のブランコに座っていた
同じリズムで揺れていた
ツインテール
いつか大人になってゆくんだけれど
しろいブラウスの胸がとても眩しかった
瞳のなかを雲が流れて
季節はめぐってゆくのさ
君がツインテールをやめる頃
ぼくは君のそばにいるだろうか
それともポニーテールかショートカットの娘に
恋しているのだろうか
君の冷たい頬に触れるのは
ちょっとひび割れた唇に触れるのは誰なの
僕じゃ駄目なの
でも今は僕のツインテール
愛しのツインテール
どうかそのままでいておくれ
そよ風のツインテール