草むらを走る
たもつ
短い枕の中で
魚が溺れている
手紙を
食べ過ぎてしまったから
夏の道路を整備する
乾いた犬の
音が聞こえる
気持ちだけはいつも
敷地みたいに眠たい
ノートの中に
忘れ物をしてしまったので
僕はひたすら
エスカレーターの絵を描く
これに乗らなければ
取りにいけないのに
草むらの絵ばかりが
増えてく
そして十分後には
草むらを走っている
自由詩
草むらを走る
Copyright
たもつ
2013-04-22 20:07:42
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