つるりとせ
石田とわ




      つるりとした
      おんなでいたい
      煮干しのように出汁がでても
      干からびるにはまだちとはやい
      やっこのように
      醤油の渋さと生姜の辛さが
      肌になじむおんながいい
      たまには葱や茗荷に
      岡惚れしたり
      つるりつるりと生きるのさ






               
               


自由詩 つるりとせ Copyright 石田とわ 2013-04-22 00:57:07
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