自由帳
朝焼彩茜色

原稿用紙の裏の 自由帳
もう文字しか書けないけれど それが満足

私の意味はそれよ

好きな科目の中の愛 文字を生みたい もっと果てしなく深く

語り切れないという言い訳のトンネルに いつか 革命の光を見つける

私の意味はそれよ

原稿用紙のマス目が セピアの味を辿る 燃やしはしない
調べれば浮き出る漢字に 覚えない右脳の想像の奥の勝手

我流も程々に 品格の並び文字を置いてゆく

どんな想いで残してゆくか
どんな想いで刻んでゆくか
どんな想いで進んでゆくか

感じなくとも知らなくとも 自由帳は風に頼らず飛んでゆく

目を通す人々の欠片に 微塵の残像の風を吹かしたい
贈りたい 自由帳の羽根



自由詩 自由帳 Copyright 朝焼彩茜色 2013-04-19 17:14:14
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