未知に溢れた。
世江
一番に届けたい言葉は、いつも痞えて出てこない
募るばかりで縺れる
身持ちが悪い
そんな僕には、何のカタチも存在しなくて、
夢に見るような、現実では到底有り得ないもの
地の底に這って覗き込むような…
言うなら、そんなとこ……?
明日が来るなんて、分からない
そこに、進む道があるのかさえも…
だったら、ぶつかってみてもいいのかも
篭ってる暇なんかないのだから
波間を避けて乗り込んでやろう
転がるものなんて蹴り飛ばして
放浪みたいな…
旅っていうより、逃避のための逃げ道。
錯誤を繰り返すのは、どこかに正解を求めるから…
見付からないのなんか分かっているのに、
知らない振り。
諦める?
無理だろう?
僕の心に、そんな言葉はない。