決別
うんち
ふわふわした組織に包まれて
昨日の涙を食べていた。
しょっぱい。
小さなかけらを
手につまんで
遠くの海の音を聴いていた。
それは昔の話・・
暑い 眠らない 強くて 大きな 空が
昔は怖かったんだ、
あっという間に自分が燃えてしまう気がして…
今ではその空の中に自分がいて
ほんの少しの歯車になっている。
ほんの少しにしかなれないけれど・・
でもとても大きくて強くて頼もしいことなんだ、
ほんの少しでも。
優しい唄をききながら横たえている。
優しさからは無数の言葉たちが生まれる。
無数のかたちと色が生まれる。
でもね、優しさが怖い、優しさの中で自分が、
実体のない砂糖のようなものになってしまうから。
もう、優しさからさようならをして、
あしたと仕事と時間を思うことにしようと決めたんだ。
実質的に、彼のために、現実のために。