自重ゼロパーセント
未満ちゃん

おやすみって言わないから、おやすみって言われなくなったの
「流れないように。」ってメッセージがすべて無視されて、流れないことを願った深夜
居もしないベランダの鳥にやつ当たって、しまわない布団を抱いて
どうでもいいこと。がおととしの8月から枯れたままの鉢植えを庇った
わたしは生きてるけど、他人の生存確認はしないように、自販機でのみものを買う
べつにどこにもいませんから

パジャマをおりたたんでパンッて、その結果だけ残してむ価値。
すら愛しちゃうのがにんげんの特権のくせにって感じじゃん。
わたしだってそんな対象者ですけど 。。。いや、なのかなって、
ほんとはかんがえてもないんですごめんね。
でも、そういうのむりやり部屋のかべに、可愛くかざってあげれば、
たまたまあいていた迷えるのぞき穴なんかきっとぜんぶ隠せるよね
そしたらラッキーって心底思えるからわたし夜通し踊って、ねえ、いま床が抜けてさ
墜落したさきが未来の無人のコンビニだったなら
すごくいいとおもうんだよね

そこはきっと、色んなご都合『よくできました。』でうめた世界だからさ
いきもの以外はなんかみーんなぷかぷか浮いてて
それが羨ましくてしょうがないわたしは、りっぱな未来人のくせして、
未だに土へ還りもしない空き缶で、そらにらせん階段をえがくのに、
なんだか足らないねって、だって、
わたしどうしてもそいつらを見下ろしてやりたくて
けっきょく、まいにち自販機の前に座りこんでいるんです、果汁も気にせずに


自由詩 自重ゼロパーセント Copyright 未満ちゃん 2013-04-03 18:51:32
notebook Home 戻る