扉の向こう
シホ.N



扉を
叩いてしまうと
もうあとへはひけない

扉を
ゆっくり
開いてみるのみ

光がこぼれて
身を刺して
喜びの痛みを抱かせる

ここから続く
道はどこへ
行くのだろう

一歩を踏み出し
未知なるものを
追い求めよう


身体
空虚な自己

扉の向こうは
生の向こうである
かもしれないけれど



自由詩 扉の向こう Copyright シホ.N 2013-04-03 17:09:20
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