酸素が足りない
遼-HaRu-

キラキラの太陽に照らされて
からっぽの私は
肌が透けてるんじゃないかって
とても不安になる

血管の束と心臓のポンプ
中身なんてそれだけ
何にもない
なーんにも

ドキドキ
身体が煩くて眠れなくて
グルグル
嫌な思考が頭を支配

ふわふわの月光に照らされて
真っ黒の私は
自分のカタチがわからなくなって
とても怖くなる

真っ白な骨とそれを動かす筋
中身なんてそれだけ
他にはない
なーんにも

きしきし
身体が煩くて軋んで
ぐるぐる
嫌な思考だけ連鎖する

ぎゅーってしてて
わたし
此処に居るのかすら
わからなくなりそうで
私には何にもないから
何の根拠もない大丈夫を頂戴
涙にキスをして
優しく頭を撫でて
痛いくらいにただ
抱いてて


自由詩 酸素が足りない Copyright 遼-HaRu- 2013-04-02 10:15:22
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