いつか太陽光でエネループして
さわ田マヨネ

くらくなったら帰りたい
ひこうきでおねがいしたい
星々がさらさらと消されていった日の入りから 
うねりながらてかてかしていたあれなんだろうとおもったらバターで、
そうですあれが太平洋のうわずみでできるバターなのじゃ
トーストにしずみこんだ世界地図半分きみにあげるよ、

くさかんむりといっしょにポストにいれておいた
38日遅れてとどいた地震速報で携帯がふるえる、栃木ってどこだよもう帰りたい
耳のそとは風にそよぐ一面のガーベラ、うそみたいなあかいみ
、はじけてひろがっていったくちなしのドレミ、
きみの絶対音感がぽろぽろとこぼれたドロップの まだあおい部分だけをとらえていた 。 


ぽつぽつと雨にさらされて、
ふるえて(フルーチェの原理で分子がやわ
  くずれた七夕だった
  
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外と中がすがたかたちをかえてぐるぐるまわって夢の中
胸焼けして、はなからかみくだけなかったコールスローがぽとぽとと、
深夜2時玄関の運動靴 ひもほどいていったん放棄したい、
なんか新しかった 呼び出し音はあさのチャイムで 遅刻していた、
ドレミファソラシドはループ感とめどなかった魔法みたいな9文字で、(ぽとぽとと)
のぼれるところまで階段でいくしかないのだろう、
キーンと上空ではひこうきが滑空して
(帰ってきみに会いたかった)
朝がきてしまうとまた364日後
再会するのを口約束して、


自由詩 いつか太陽光でエネループして Copyright さわ田マヨネ 2013-03-25 19:40:10
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