ゆかの埃
はるな
あらゆる存在から独立した
わたしのたましいが
社会とよばれる
もやもやしたかたまりを抜けるあいだ
わたし自身は
ずっとこの部屋で
ゆかの埃などをかぞえていました
それはほんとうに
終わることのない膨大さで
あなたがわたしを発見するころ
わたしはわたしでないすべてと
区別のつかないようになっているでしょう
自由詩
ゆかの埃
Copyright
はるな
2013-03-25 16:45:53