Ms.K
世江
ガラスのローテーブルに手を付いて、
貴方は、私にキスをした。
(動揺したのは、秘密。)
当の貴方は、
唇を離して、
“泊まっていい?”
なんて、悠長に問う。
……狡いじゃないですか(苦笑)
断らないの分かってて、先手打つなんて。
“どうぞ。”
一言返せば、テーブルをグルリと回り、
隣に来て、そっと腕を絡める…
“……何か、言ってよ。”
喘ぎ交じりに、乞われる。
残念。
そんなに、甘くない。
自由詩
Ms.K
Copyright
世江
2013-03-24 18:19:43