分かれ道を
梅昆布茶
戻れないこの道
君が手を降ったまま遠ざかってゆく
ちょっと哀しい眼をしていた
それは夕暮れだったからかもしれない
帰れない明日へ微笑みながら去っていったひと
風を抱いて走るよ何かの方へ
まるで突き崩す様な生き様で凛々しく
どれも僕たちの認識の限度ぎりぎりで移ろってゆくもの達
明日は一度きり僕をおとずれるもの
だからまた愛そうと思ったりもしたのです
でも愛は枯れるといったあなた
枯らすのは自分だという僕
一斉に走り始めるそしてチリヂリに分散し始めるのです
互いの距離を確定しながらそれでも
ちょっとでも近付きたくて泣くのです
誰も失いたく無いから泣くのです
痛みも無くて
哀しみはどんな服をきていただろうか
優しいドレープを揺らしておとずれるもの
愛しい恋人の様になにかを暖めながらやってくるもの
それはやはり懐かしい顔をして
佇んでおりました
まるであの時の僕の様に
神様に会ったように