目の光
番田
目が疲れたので
書きかけた詩を止めた
いつも そんなことを考えては
暮れかけた思いの中をさまよう
部屋には 人はいないと気づく
誰の影もなく夕暮れが光を落とす
体が駄目になったと
高速を行く
僕はこの仕事はこれ以上は 難しい
もう続けられないと呟く 車線の中で
光が突き刺しては
目が 死んでいく
自由詩
目の光
Copyright
番田
2013-03-15 00:27:46
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