こころを見つめていた
吉岡ペペロ
こころを見つめていた
だからなにをやっても
伝わっていなかったんだ
傍観者ではだめだったのだ
こころをこの肉体に
いちどはぜんぶ通してみなきゃ
傍観者ではだめだったのだ
清濁合わせのむひと
それはそのひとの人格を指すのではない
清いこころも汚いこころも
その肉体に
いちどはぜんぶ
通して生きているという生き様が
清濁合わせのむということなのだ
この肉体に
通すこころをえり好みしているようじゃあ
あの尊い方々の
こころを感じることなどできないのだ
こころを見つめていた
だからなにをやっても
伝わっていなかったんだ
傍観者ではだめだったのだ
こころをこの肉体に
いちどはぜんぶ通してみなきゃ
傍観者ではだめだったのだ