途中下車
灰泥軽茶

途中の駅で降りてふらり

美味しい匂いがする

ラーメンずるり

からころころりと転がる

空のペットボトル

私のこころもからころころり

世界がくるり

飴玉くるむ大きなくしゃくしゃした紙が

くらげのように降ってきて

私をくるり

国道沿いの溝に横たえる

私は半透明の光を浴びながら

外から聴こえる音に耳を傾ける





自由詩 途中下車 Copyright 灰泥軽茶 2013-03-05 23:43:57
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