三月
マチムラ

うらうらの生き物の吐く息が
硝子だった空気をぬかるませ
希望と期待とに重くよどんで
風景は薄くかすみがかったよう
夢のよう ひとはいう
散るさくら うつくしいという
まだ咲かないさくらの樹液は赤
つぼみが爆発寸前に生きづいて
三月の速度に もつれ足になる


自由詩 三月 Copyright マチムラ 2013-03-02 09:25:01
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