とうめいなしっと
かんな

しあわせか
ふしあわせなのかなんて
かんたんにけつろんづけないでほしい

ふゆが
とうめいなしっとをかかえて
こいがしたいなんてまだいえない

だれかがきみに
らしさをのぞんでいるようにわたしも
きっとらしさをのぞまれている

ただしさにまちがいが
ひそんでいること
だれもがきづいているけれどしてきできない

あきらめないほどにそらは
ひろくあおくこっけいになる
うそはつきたくないのとわたしがのぞむ

じっとまつ
うらがわをのぞくとひとはおくびょうになる
やさしさとはそういうものだとひねくれる

こみちをとおって
ちいさなはなをめでるこうい
やすらぎだとかあんしんかんとか

ほほえんでいよう
さいたはなびらのいろづき
たいようがだいだいいろにそまるのでいちれいする

しあわせにむかうなら
こころのふくはぬいだほうがいい

ふくをたたんでだいちにおきざりにする
しせんのさきにきみひとり
すきだとつたえるならいまがいい

どこまでもこっけいでいい
それがこい




自由詩 とうめいなしっと Copyright かんな 2013-02-24 04:52:54
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