雨だれ
はるな


腰のつけ根あたり
すこしくぼんだところへ
くちづけが残ってしまって
あなたのことばかり考えている

雨だれが石を穿つように
すこしずつ気持はこぼれて
いつかこの星を壊すだろう



自由詩 雨だれ Copyright はるな 2013-02-19 09:44:46
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