明色に混ざり行く雲溶け出して今は薄鼠の元も分からず
プル式

日常が置き換えられていく
有ったはずの違和感が消えて
無かったはずのものが
何かに置き換えられていく
たとえばそれが命かも知れない
あるいはそれは運命かも知れない
しかしそれは忘却かも知れない
もしくはそれが何かと言うものかも知れない

私は空を見上げる目
そこにある街を見上げる
私の立つこの場所で寒空に顔をあげる。


自由詩 明色に混ざり行く雲溶け出して今は薄鼠の元も分からず Copyright プル式 2013-02-12 09:08:44
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