粉雪のリフレイン
未有花

粉雪のリフレイン
埋め尽くす真っ白な想いは
あなたに会いたくて会えなくて募って行く

悲しみのリフレイン
降りしきる雪の華の中
私はひとりきり淋しさをもてあそ

あなたに会えないまま暦は新しくなり
2枚目に印された文字も哀れ

メールを送っても電話をかけても
あなたはいつでもなしのつぶて

きっと私からのさよならを待っている
傍らにいる知らない誰かの肩を抱きながら

粉雪のリフレイン
繰り返すやるせない想いは
あなたに言いたくて言えなくて募って行く

せつなさのリフレイン
降りしきる雪の華の中
私はひとりきりジェラシーを持て余す

あなたの気持ちが私から離れて行くのは
仕方のないことだと頭ではわかっていても

心のどこかで期待してしまう
冷たいあなたをまだ信じている

きっと私からさよならを言ってしまえば
あなたは私を忘れて誰かの元へ行くのでしょう

粉雪のリフレイン
埋め尽くす真っ白な想いは
あなたに会いたくて会えなくて募って行く

悲しみのリフレイン
降りしきる雪の華の中
私はひとりきりさよならをもてあそ


自由詩 粉雪のリフレイン Copyright 未有花 2013-02-04 09:21:24
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