ありふれた春
番田 


閉じていた扉を開けて
出かけた 散歩道
Y字路の 右
いつもは知らない方角へ


桜の木が立ちふさがった
思い出すことのできない道で
名前も知らない誰かの家の前で
心に 4月が訪れた



自由詩 ありふれた春 Copyright 番田  2013-02-04 02:35:30
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