琉球の血
朝焼彩茜色

国際通りに並ぶ建物はいくつ変わっただろうか
ハイビスカスのピンク色の桜 咲いたそうな

恋しく想う
血が騒ぐ 半分ブレンドさせた琉球の結晶

南の島の一番の北風の候 曇り空の奥に浅葱濃い最盛期が待っている
守礼門は工事中だと風の便り 陸へ届く

恋しく手をふる
血が騒ぐ 半分流れるまつ毛の長い琉球の筋

合言葉を使わずに ここの緑溢れる大地に春が立ち 向かう

恋しく記憶を辿る 良き悪きも平凡も梵まで深める
血が騒ぐ さらさらと半分が南風に乗りたがる

愛したところ
愛しています

私を忘れないで下さい
半分でも 結晶を持っています

私をいつでも受け入れて下さい
愛したところ
愛しています

こだわった結晶の血が騒いでしかたない




自由詩 琉球の血 Copyright 朝焼彩茜色 2013-02-03 14:19:35
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