こそこそ
梓ゆい

煙草をふかす、君の横に腰掛ける…。

雪の東京を見つめる最中

寄り添いたくて・寄り添いたくて

ケータイをいじりながら

横に腰掛ける…。

「寒いね…。」

「うん…。」

また、ほんの少し欲が出てきて

触れない程度に

近付いてみる…。

(ちょっとだけ…もうちょっとだけ…)

ほんの少し

あと、もう少し

近付いて、みたくなる…。


自由詩 こそこそ Copyright 梓ゆい 2013-01-29 23:25:50
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