夫の茶碗で朝餉を食す
　　　　　　　手に余る大ぶりな器に
　　　　　　　炊きたてご飯が湯気をたて
　　　　　　　バターが溶けて醤油がかおる
　　　　　　　虚ろに思えた夜は去り
　　　　　　　あたたかな喜びと
　　　　　　　確かなしあわせを
　　　　　　　お腹の中で噛みしめる
　　　　　　　お茶を飲み夕べの夢に
　　　　　　　思いを馳せる
　　　　　　　めったに見ることのない
　　　　　　　あなたの夢を
　　　　　　　今日の空は
　　　　　　　澄んでいます