春待ちの暗中
ドクダミ五十号





深夜目覚めて居

夜明けを待つ様

兆しを心待ちに

冷気を押し開く

其の様に憧れる

一つ二つと開く

満ちて芳し香を

瞼をこじ開ける

稀なる望みとは

睡眠を打ち砕く

渇望に似て痛い



自由詩 春待ちの暗中 Copyright ドクダミ五十号 2013-01-27 03:26:23
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