ホトトギス
朝焼彩茜色

考えると死にたくなる
足りない淡白な脳の色 心も曇りに道ずれ

考えに呑み込まれると死にたくなる
心技体の面積に氷河期の凍てが張る ひびは入らない

せめて心だけは切り裂いて 留まらせてやりたい

 振り子は逆上がりをしながら 並に直る

鳴いてみやがれホトトギス

考えの豊か知っている はず
考えると死にたくなる
足りないパーセンテージ 足元の氷河期の痛みよ 淡い白色のぶ厚かましい氷よ

鳴いてみやがれホトトギス

 振り子は逆上がりをしながら 飛躍を蹴る

考えの甘さを沸騰させる 切り裂いた心が一人で己の責任を担う
考えに呑み込まれると死にたくなる

 

鳴いてみやがれホトトギス

鳴けよホトトギス

アタシが泣かしてやる


自由詩 ホトトギス Copyright 朝焼彩茜色 2013-01-23 17:55:39
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