冬の躍動
灰泥軽茶

冷たい空から降ってくる

鮮やかな光

あんまり冷たいから

女の子はしかめっつら

行き交う人々に注がれる

輝く肌は薄くて一枚一枚剥がれてゆき

筋肉が想う心が躍動し

断続的に吐き出せる息は白く形になって

もやもやと

ごぉうごぉうと

ずいずいと

ぼぅおぼぅおと

それぞれの新しい希望を

ゆっくりと気球を飛ばすように放ち見守る





自由詩 冬の躍動 Copyright 灰泥軽茶 2013-01-19 19:44:32
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