白い
はるな

いいよ
わからないでいてあげる

まつ毛の角度や
飲み干されなかったコーヒー
長いまま燃えつきる煙草
いつもと違う靴

あたらしいゲーム
みたいに
わからないでいてあげるよ

かつて線をひくのを
たのしく見守ったね
いまやそれが遠くの
鐘を鳴らすものになると
おもいもしなかった



自由詩 白い Copyright はるな 2013-01-18 07:53:06
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