永遠の愛
杉原詠二(黒髪)

信じていたものに裏切られて
むなしい祈りと涙を飲み込む
受け止めるときは一人
嫋々とたなびいていく悲しさはやるせない
それでも裏切らなかった人もいた
なんでそんなにしてくれるのさ
全てそれらの僕を超えた者たちを
愛しているよ
裏切らないよね
君たちが辛かったり悲しかったり、失うことの寂しさに泣くとき
燃える炎の暖かさを贈ろう
ずっとあたっていてくれ
心の熾火がくすみ消えるまで
新しい日を作るんだ
終わりのない、始まることのない、この瞬きを
するりと忍び込んだ永遠の時
凍るような寂しさを紛らわせるため、あちこちの空間に色をつける
寂しさを、切り裂いて、燃やして、愛にする
永遠に囲われたこの愛


自由詩 永遠の愛 Copyright 杉原詠二(黒髪) 2013-01-15 22:06:05
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