いいひと
たまごボーロ
明るく装っているおまえさん。
たまに魅せる憂いを感じさせる瞳が、
なぜか、心に刺さる。
元気を装っているおまえさん。
たまについてしまう溜め息に、
過去が滲み出ているよ。
良い人を装っているおまえさん。
自分の行動を偽善的だと考えては、
自問自答し続けるその姿に、
チクリ、と胸が痛む。
そんなお前さんに、良い人だねと言われれば、なんとも痒い。痒い。
私は、生粋のボンクラです。
そう、答えるとお前さんは微笑んで。
安心したと、
一言もらいました。
自由詩
いいひと
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たまごボーロ
2013-01-15 21:11:28