ウロロン鳥
藤鈴呼
青い鳥を 眺めてる
倖せは 何処に有るのと 探しても
芽を凝らしても 水が無ければ 見つからず
如雨露 片手に ウロウロ うろろ
ウロロンと 嘆いてみても
倖せの 青い声には 届かない
その声 もっと 澄んで いるか
その心 わたしは 掴んで いるか
目の前に 見えなくっても
六角レンチ くるり 回せば
見渡す限り 倖せの島
思いはメリーゴーランド
回転木馬に 乗った記憶が 無いから
木馬の存在を 知らない なんて
ちょっと 冷たかったかな
おじいちゃんが 買って くれたんだって
そんなの 勝手でしょう なんて
僕 弱音 吐かないよ
弱音は きっと 儚いよ
誰かが 傷つく その言葉は
弱い音が 響くから
鳥の涙より 哀しい 筈なんだ
空を飛ぶ 筋雲の合間に 月が見えて
今夜は 満月なんだと 知った
本当は 赤い月だったから
何だか 嬉しくなってしまって
この 嬉しさを
誰かに 分けたい それだけだった
訳ありだ なんて
勘ぐられたら 哀しくて
光の下で 流した涙は
レンジに詰めて チンしちゃえ
それで きっと 浄化 出来る
それで きっと 同化 出来る
ステキな楽曲が 流れた気がした
どんな 名前だったかが 思い出せなくて
楽器の形ばかりを 思い出してる
知らぬ名前ばかりを 追い駆けて
ちょっと 格好良いからねって 勘違い
でもね 良いんだ
それで 笑顔が 広がったのだから
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