透ける雪
朝焼彩茜色

雪の結晶が晴れた空に浮かんで見える
手を合わせたいくらいだ

結晶ほどの重さに すぐ溶け出す定めにも幸せと感謝を
捧げたい

 嬉し泣きで泣きっぱなしの世の中になればいい

そんな雪綿の浮かぶ楽園を激励したい
手をさし伸ばし
手を引いて欲しい

 あんたにも心がある
 気安く汚れるなんて重い結晶が許さない 許すわけがない

雪の結晶が晴れた空に佇んで見える
お祈りしたいくらいだ

重みの中の雪綿綺麗にふわふわ 定位置に特定の心を観ている

  


自由詩 透ける雪 Copyright 朝焼彩茜色 2013-01-14 14:49:24
notebook Home