六花
こしごえ


 さあさて私は、
空より
咲いて舞い降りる
風すぎる自問光年を
この時が今
永く葬送される雲影を映す
銀河の水面は黙とうを捧げ
冴え渡る
風車
独り様様に
あいさつを交わす
すべては
連なり
なす
遺影と
ほほえみあいは繰り返される
宇宙の縁で
つみとられる
青白いよこ顔は
白く真白く接吻をする果実
そうして
いずれどの道
深深と舞い上がり
解けてゆくので、あります
あなたへ
風光る














※ ( 「 六花 ( りっか ) 」とは、雪の異称です。)








自由詩 六花 Copyright こしごえ 2013-01-01 07:10:55
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