LOVE
within
真昼の目覚め
白い光が降ってくる
氷りつく冬の正午
透き通るガラス窓の向こうに
陽が覗く
全てがかえる
(卵から)
私 − いや、独りで
(たち)
ゆっくりと生えてくる
伸びてゆく
羽虫達の萌芽
混沌のドブから産まれた虫は
ゆっくりと川を遡上する
解き放たれた子供達は
母の腹から世界へ向かう
散ってゆく
散ってゆく ちりぢりに
自由詩
LOVE
Copyright
within
2012-12-28 00:32:53
縦