パンと生命
ドクダミ五十号
Man shall not live by bread alone.
わたくしの
神はいないか
或は死んでしまった
かと云って
パンを焼いて食らい
満ち足りる事を
恥と思わず破戒ともせず
生きようとする意思が
パンに込められていることは
単に物質的なパンを
否定しているので
Delight by bread alone
と云う滑稽が許されると
生身に流れる熱を帯びた
循環する液体さえも
認めていると思う
己に告ぐ
汝心して喰らえよ!
自由詩
パンと生命
Copyright
ドクダミ五十号
2012-12-27 12:27:32