はるな

夜たちと
あなたのことを考えていて
朝がきても
あなたのことを考えていた

世界は朝で

わたしは光の這う床に座り
あなたのことを考えていた

あなたの髪の毛や
皮膚や音を

知らないことを
なにもかもくっきりと見たことのように
考えていた
再現していた
あなたのことを考えていた



自由詩Copyright はるな 2012-12-26 22:27:32
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