おかえり
鵜飼千代子



気がつくと
このところずっと
背中を
壁につけていた気がする

壁は
崖なのかな
盾を
背負っているのかな
前への注意はしているけど
なんて考えていたら

壁からの
アクシデントを
想定して
くすりと笑ってしまった



背中が柔らかいのは
どうして?って
首を上げてのけぞったら
犯人がいた







どうしよう







好きにして(笑)



自由詩 おかえり Copyright 鵜飼千代子 2012-12-21 21:02:46
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