冬至
朝焼彩茜色

何かあるはずだ
死角だけが欲しい 学習したものはいらないから

驚かせろ 貴殿の役目だろう
何かあるはずだ

首を傾げる阿呆な振る舞い 呼んでない

もの足りなさの 本当は満足 月に似てらあ
もっとあるはずだ

阿呆に頷く時間に舌打する時間しかない
それが死角かもしれない

驚かせろ 貴殿の役目だろう
何かあるはずだ


貴殿の笑み気味悪い 阿呆には気味悪く感じる
本当は満足している 正面の時のみスッポトライトを浴びればいい

考えても今宵は長夜 回路が冷えるだけ
無闇に闇雲を仰ごうとしなくとも
何かある

もっとある
時に長夜と感じてもいいだろう
閃きを太陽に任せ
考えても今宵は長夜 回路が冷えるだけ

冬至 何かある


自由詩 冬至 Copyright 朝焼彩茜色 2012-12-21 19:30:49
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