暖冬未満
もっぷ

はざかいの風が
わたしの季節を
灯し忘れて経ってしまった
とりのこされて

きょうも
おとなりの芝は
あおく
まばゆく

中途半端な雨降りばかり
こんな夜にも
手ばかり冷える

自転車に乗ってなにを
ほしかったのかコンビニへ
白熱灯の渦中へわたしは


自由詩 暖冬未満 Copyright もっぷ 2012-12-16 02:58:35
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