いつかの冬の日に
柊 蒼衣
何処も
雪で覆われて
冷たさで覆われて
その中を
私の歩く音が寂しく響く
手が悴む
吐息で温めようにも
寒さは続いて
そんな動作でさえ
この冬に溶け込んで
また雪を降らすのだろう
また寒さが訪れるのだろう
いつかの冬の日に
自由詩
いつかの冬の日に
Copyright
柊 蒼衣
2012-12-15 17:14:26