梅田さんと佐藤さん『 サンタさんになりたい 』
北大路京介
梅田さんと 佐藤さん(17歳〜27歳の女子2人組)
『 サンタさんになりたい 』
佐「あんな、私、サンタクロースになりたいねん」
梅「なんやの、いきなり」
佐「12月いうたらクリスマスやろ クリスマスいうたらサンタクロース」
梅「サンタクロースに来て欲しいんじゃなくて?」
佐「プレゼントを配るほうをやりたいねん。サンタやりたいねん。」
梅「ちゃんとサンタできるの? 子供の夢をつぶさない?」
佐「つぶさない。ちゃんとサンタできるもん。」
梅「じゃあ私が子供役やるから、サンタさんやってみて」
佐「わかった」
梅「サンタさん来るかなぁ わくわく わくわく」
佐「まいど!まいどー サンタやで! 」
梅「わぁ、サンタさん来てくれたんだね。」
佐「誰があわてんぼうやねん!」
梅「なにも言ってないよ」
佐「いい子にしてたかー? んー?」
梅「いい子にしてたよ。サンタさん、どうやって入ってきたの?」
佐「窓ガラスを音をたてないように割る技術があってな」
梅「そういうのダメ!」
佐「ちゃんと段ボールで蓋してあるし、大丈夫!」
梅「大丈夫じゃない!」
佐「冷たい風入ってこないようにしたのに」
梅「そういうことじゃないの! 最初からやって」
( 佐藤、舞台をいったんはける。 片手に出刃包丁を持って登場 )
佐「悪い子はいねーが〜、泣く子はいねーが〜」
梅「なまはげ?」
佐「なまはげはいねーが〜、なまはげはいねーが〜」
梅「あんた誰?」
佐「がおー がおー」
梅「やりたい放題か! サンタの目的!」
佐「いい子にしてたかい?」
梅「うん、いい子にしてたよ。」
佐「本当かい? 嘘をついててもオジサンにはわかるんだよ。
そこに熊のぬいぐるみがあるだろ。
あそこの隠しカメラでちゃんと見てたんだよ。」
梅「プライバシー!」
佐「ネットで全世界に配信中」
梅「トラウマ!」
佐「君のパパとママの部屋には盗聴器も仕掛けてあるんだよ。
君たち家族の弱みはしっかり握っているよ。
いつでも家庭を崩壊させられるんだよ」
梅「あんたサンタやなくてサタンやな」
佐「うまいこと言えてないで」
梅「プレゼント届けることやりたかったんでしょ?」
佐「ええ、恐怖を届けに参りました」
梅「うまいこと言えてないで」
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男『 っという アイドルコンビがいたら良いなぁと思います。』
お医者さん「 ここ、皮膚科ですよ? 」